思い立ったが吉日

好きなものを好きというために

モーニング娘。'16の「セクシーキャットの演説」に耳が痛い

 

本日発売日です。

モーニング娘。'16の新盤については「ムキダシで向き合って」が衝撃的すぎて先日MVが公開された時に語りつくしたつもりでしたが、やっぱり他の曲についても書きたいことがあったので書いちゃう。

 

noroom0805.hatenablog.com

 

今回の新盤の中で一番好きなのはやはり「ムキダシで向き合って」なのですが、「セクシーキャットの演説」が最近自分の中でじわじわきている。つんく♂曲は私の中ではそういう曲が多い。初めて聴いたときは「なにこれ……」って思っているけれど何度か聴いているうちに少しずつ好きになっていくというか。「Tokyoという片隅」もそんな感じでした(あれは衣装とダンスが悪かったと思う……)

 

さて、「セクシーキャットの演説」。この曲の歌詞がなかなか胸に刺さる。

私が結構やられたのは特に2番の歌詞。

 

効率悪く忙しいだけ

結果も出せず頑張った気で

未来の夢だけ

語るはいいけれど

未来は待っちゃいない

簡単に過去になる

うう、もうすっかり「女の子」と言えなくなった年齢ですがこの辺胸にざくざくくる……

他にもこういう人多いんじゃないでしょうか。私だけかな。

 

つんく♂さんのライナーノーツもぜひ読んでほしい。

 

ameblo.jp

 

設定としては『言い訳の多い主人公。未来に向かってすべきことはあるのにサボってる。「あ〜あ、セクシーキャットに変身出来たら私は大きく変われるのに」と私じゃない私になれたら変われるのにと逃げ腰。でもそのうち自分が変わらなきゃいけないんだということに気がついて成長していく物語』というお話。 

 

 

私が私じゃなかったら、というのはよく思ってしまうことだけれど。でも結局私は私以外にはなれないんだから(そういう曲があったな)、何かのせいにしたり言い訳ばっかりしたりしないで本気で挑みなさいと。そういうことなんだろうな。

つんく♂曲はたまにこんな、可愛いふりして胸をさっくり刺してくる曲があるからおそろしい。私もいろいろやりたいことはあるけれど、つい忙しいとか何かのせいにしてさぼっているのでこれからは本気で挑めるように頑張る……

 

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ところで、ミュージカル風の曲って世のアイドルグループってもっとやってみた方がいいと思うの。そりゃあ目立つ娘と目立たない娘がでてきて自分の推しが目立つ方にいなかったらつまらないかも知れないけれど。でもこういう風に各々が何かの役になりきって踊っているのって、観ていてたのしいんですよね。それも普通の演劇とは違って、一つの曲(それも普通の曲と変わらない長さ)にまるで一つのミュージカルがぎゅっと詰まっているから、それってすごいことだと思う。以前もモーニング娘。は「Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~」なんて曲を出していたけれど(当時は何て変な曲だろうとおもっていたけれど、今思えば本当に面白い曲ですよね。あれはどちらかというと、ミュージカルの中の1曲みたいだけど。)、他にもこういう曲を聴いてみたいなと思います。