「前髪カット」というメニューがもっと増えればいいのに
メンテナンスはまだまだ続く。次は美容院へ。
サロンジプシーだけでは無く、美容院ジプシーでもありました。
おそらく以前は顔と名前が一致されるのがものすごく苦手だったのもあったかも知れない。あと長く通っているとあれこれオプション勧めてきたり、自分の主観を押し付けようとしてきたりされるのがちょっと辛かった。しかし当時はショートボブだったので定期的に髪を切らなければならない。なのでホットペッパーとかそういうサイトで初回クーポン探して、何回か行ったらまた次のところへ……ってしていました。
就職を機に髪を伸ばしたくなり、でも隠れくせ毛（一見ストレートなんだけれど、肩とかに当たると跳ねやすいらしい）なので美容院で縮毛矯正しながら伸ばしました。頑張った。
でも無事にある程度伸ばせられたらそれも必要無くなり、やはりあれこれとオプションを付けられそうになってきたのでそこもやめることに。
ロングヘアーになったことで、ちょっと伸びただけじゃそこまで気にならなくなったし、黒髪のままなのでカラーを直しに行く必要も無い。縮毛矯正で少し髪が柔らかくなってしまったものの、幸いしっかりした髪質なのでトリートメントも普段はセルフケアで全然問題無さそう。だったら、別に決まったお店に行かなくても良いかなあ、と考えていたんです。
でも、ここで大きな問題が。前髪を切ってもらえる場所が無くなってしまった。
この年齢になっても、前髪ぱっつんは大好きで。でもそれを保つには1ヶ月半くらい、我慢しても2ヶ月くらいに1回は美容院で切ってもらわないと目にかかってしまって非常に不便。それまではカットや縮毛矯正のタイミングで美容院に行き、そこで後ろ髪ちょこっと切ってもらいつつ前髪をがっつり切ってもらっていたのに、美容院に行かなくなってしまったら私はどこで前髪を切ってもらえば良いのか……
これを機に前髪失くすことも考えたけれど、おでこ広いのと顔が似ている母親とまる被りするのが嫌で。自分で切るのも試したけれど、不器用だからかどうしてもうまくいかない。
そう悩んでいた私に、一番最適だったのが「前髪カット」という画期的なメニュー。
「前髪カット」というメニューがあることを初めて知ったのは、学生の頃に行った大阪旅行の最中でした。ふと通りかかった美容院さんのメニューの看板に「前髪カットやっています！！」と大きな文字で書かれていたのを見て、「前髪だけのカットってあるんだ！しかもちゃんと値段も安い！いいなあ、私の住んでいるところにもそういうのあったらいいのに……」と思いました。
で、数年後。ふとその前髪カットのことを思い出して、近くにそのメニューがある美容院があるかどうか検索。美容院幸い家と職場の間の乗換駅にお店を見つけ、現在もそちらにお世話になっております。
通い続けている理由としては、とにかく値段が安い。前髪カットだけで750円だけれど、通常のカットでも3000円かからない。
そして早い。故にしっかり時間が決められていることもあって、予約した内容以外のメニュー追加はできないようです。それも私にとっては好都合でした。技術云々の問題もあるかも知れませんが、もともとそういう微妙な違いはわからないので特に気になりません。
スタッフ指名制でも無いので、毎回担当者が変わってくれるのも顔が覚えられるのが苦手な自分にとっては助かる（それでも、大分通い続けているので何名かには覚えられている様子。1月半に１回の頻度で来ているからなあ）。カット中のお話も、施術時間が短いので何とか乗り切れます。たまに接客態度に難ありな方に出会うこともありますが、次にまたその人に会うこともあんまり無いので、ああ今日は運が悪かったなあと思うくらいで済ませられています。
いつもは折角だからとオプションでヘッドスパをつけるのが自分の中の定番だけれど（それでも10000円かかることは絶対無い）、今日はサロンで上から下までほぐして頂いたので前髪カットのみ。15分とそこまで時間がかからないのも良い。まあシャンプーもブローもせず、本当に切るだけだからね。でも家に帰ってからお風呂に入るので顔や服に切り屑が付いていなければ全然問題無い。
確かに、美容院ってある一種のリラクゼーションスペースで、もともと回転も速くあるべきではないだろうし、そんな前髪カットだけに席を確保するのも難しいんだろうなと思います。でも、それでももっと「前髪カット」だけを受け付けてくれる美容院がもっと増えたらいいのに、と思ってしまう。実際、もし今通っているところに行けなくなってしまったら次の宛ても無いので……
もう年齢も年齢だから、前髪ぱっつんもやめた方が良いかなと思いつつ、まだまだできるかなと思っているので是非ともそんな美容院が増えてほしいと願うばかりです。
ちなみに現在の私の髪型はアンジュルムのあいあいみたいになっております。私の方が先だったけれど、推しと同じ髪型うれしい。
