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思い立ったが吉日

好きなものを好きというために

『東京喫茶帖』を読んで喫茶店の魅力を再発見

カフェ

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『東京喫茶帖』 飯塚めり 著 株式会社カンゼン

20161227-20161230読了

東京喫茶帖

東京喫茶帖

 

 

ひさびさに本を一冊読み切ったー!積読が溜まりに溜まっているので、来年の目標の一つに追加……他にも読んでみたい本はたくさんあるから、早く片付けよう。 

Twitterでたまたま知って、発売日に本屋に駆け付けました。漫画以外で、本を発売日に購入したのっていつぶりだろう。よく行く本屋の中で一番大きい店舗にはまだ入っておらず、半分諦めながらも駄目もとで途中下車して別の本屋さんに行ってみたらありました!この可愛い赤い表紙を見つけたときはすごく嬉しかったなあ。新書のにおいがする。油絵の具のにおいに似てる。

 

一言で言えば、喫茶店の紹介本。お店のメニューや特徴が著者のイラスト付きで紹介されています。食べ物のイラストって大好きで、この方のイラストが好みどんぴしゃだったのが購入のきっかけでした。著者も本文で話しているのですが、こういうイラストってその人のフィルターがかかっているので、この人が何を気に入って何に心が動いたのか、というのがよくわかるんですよね。だから好きなんだと思う。ちょっと気になるのが、イラストの説明書きは勿論手書き文字なのですが、走り書きで一部読みにくいところがあるのと、何故か文末が「~でした」と過去形が多いところ。でもイラストも文章も魅力的で、自分もそのお店に行って同じものを見たくなる本だと思いました。

 

そしてこの本、お店の紹介だけではなく、喫茶店についてのコラムも何遍か挟まっているのですが、その中で私が思わずはっとしたのがこちら。

喫茶店という空間はいわば「異空間」であり、日常ではないと思っています。 -p.65

最近は「サードプレイス」と称されているようですが、私も著者と同じように、カフェは「異空間」と考えるのがとってもしっくりきました。私もカフェが大好きで、よくいろんなお店に行っているのですが。最近ブログに行ったカフェの記録を書くようになったのがきっかけで、「自分はカフェという場所に何を求めているのだろう」と考えるようになりまして。それはやはり、そこに行かないと味わえない雰囲気とか、食べられない料理とかそういうのも多いなと。落ち着いて何か作業をするため、というのもありますが、それも家や職場では得られない雰囲気を求めているということで。これも著者の言葉を借りることになってしまうのですが、旅行に近いんだなあと、この本を読んで改めて考えました。だからあまり賑やかすぎる場所も、掃除や手入れが行き届いていない場所もあまり好きじゃないんだなあとも。その分やはり、「日常」が雑じってしまうんでしょうね。

 

この本で紹介されたお店はどこもとっても魅力的で、いつか必ず行ってみたい。と思いつつ、自分でももっといろんなお店に行ってみて、自分だけの「喫茶帖」を作ってみたいと思いました。